「ブラックダリア」:映画のようなゲーム

LAノワールをより楽しむためにブライアンデパルマの映画
「ブラックダリア」を観てみた。ジェームズエルロイの小説も
読まなきゃと思ってるけど、映画のが手っ取り早いので。

映画を観て改めてLAノワールってすごいもんだなと思った。
もう映画とゲームの境目がなくなりつつあるような。
あるゲームに対して「映画のような」って言い方は昔からあるけど、
これって「映画」っていうのが「ゲーム」より上位のジャンルだから
成り立つ表現だよね。実際にゲームが下かどうかはわからんけど。

主人公コールフェルプスを「演じる」つうか「乗り移る」感じ、
もう「操作」っていうレベルじゃなくて、本来的な意味でロールプレイング
というか。

けど、これがゲームの究極、到達点かっていうとまた別の話なのかな?
ネットで評価みても手放しで絶賛って人もあんましいない。

システムが能動的(前も書いたけど、警察だから事件発生→解決ってなるのは
当然)、GTA、レッドデッド等のやんちゃプレイができない(一応市民を車で轢くことは可)、40年代のLAって題材が日本人にとってマイナーってのも
ある。

あれ、なんか肯定的な話にしようと思ったのに、雲行きが怪しくなって
きたぞ。でも価格が安いとか、ネットの評価だけで判断して
実際にプレイしなかったら、こんなことも考えられないからね。